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米国債を知ることが、『脱・預貯金』で成功するカギ

米国債を知ることが、『脱・預貯金』で成功するカギ

この知識はこんな方におすすめ

  • お金を増やしたいと思っている人
  • 預貯金ではお金は増えないと思っていても、なるべくリスクが低い運用をしたいと思っている人
  • ご両親から「働いたら預貯金をしなさい」と教育を受けてきた人

毎月お金を貯める制度として、一般財形貯蓄や銀行・郵便局の積立制度を活用している人は多いです。これから日本経済がどんどん大きく強くなるとあなたが思うのであれば、預貯金を使って、日本円だけで運用してください。しかし、これから日本経済が縮小すると思うのであれば、円だけを持っていることが大きなリスクになると思います。

あなたが35歳で、社会人になってから10年間以上、預貯金であなたの資産を作ってきた場合、急に預貯金以外の運用をするのは勇気がいることでしょう。なぜなら、預貯金は金融機関が元本と利子の支払いを保証してくれる安全性の高い商品だからです。しかし、定期預金の年利回りは0.01%の時代において、投資をしていかなくてはお金を2倍にすることができないのが現状です。

投資商品は、株式・債券・投資信託・不動産・変額保険・コモディティなど、多岐にわたっていますが、預貯金に一番近い商品は「債券」となります。なぜなら、あなたが預貯金をするということは、日本の国債を買っているのと同じことを意味するからです。

債券は国や企業などが資金を調達するために発行する証券で、日本が発行するから日本国債となります。つまり、あなたは債券投資には自然に慣れているのです。そうであれば、日本以外の国の債券を視野にいれて運用していきませんか?

このページでは、海外債券の中でも世界の経済大国NO1のアメリカが発行している「米国債」について解説します。

日本より国債利回りが高く、格付けが高い国はアメリカ

海外に目を向けてみると、日本以外にも魅力的な国があります。日本より国債の利回りが高く、格付けが高い国はアメリカです。日本の国債と米国債の比較を以下の図のようにまとめてみました。

例えば、ブルームバーグによると、30年国債利回りは日本が0.4%、アメリカは1.26%と3倍強の利回りがつきます。S&Pの格付けは日本のA+に対して、アメリカはダブルA+と日本より信用は上回っています。

 

アメリカはインフレに対して機動的に金利を上げることができる

アメリカの政策金利は、FRB(米連邦制度準備委員会)が決めています。例えば、以下のグラフのように、1993年から1997年まで、2003年から2006年まで、2015年から2018年にかけて、物価上昇期のときに金利を上げました。

このように、アメリカはインフレに対して機動的に金利を上げることができます。それゆえ、米ドルは信用されるため、強いのです。

日本はインフレに対して機動的に金利を上げることができない

日本の政策金利は、日本銀行(日銀)が決めます。2007年~2008年は日本ではガソリンが毎日のように値上がっていくのに連動して金利を上げることはせず、ゼロに近い金利のままでした。そして、インフレ2%を政策にかかげている現状においても、金利を上げることはしていません。

このように、日本はインフレに対して機動的に金利を上げることができません。インフレに対して金利を上昇させてくれない通貨は信用されないのです。

なぜ、米国は機動的に金利を機動的を上げられるの?

日本の国債の大部分は、日本の金融機関が保有しているので、金利が上がると金融機関が困る事態となります。保有している国債の価格が下がると、金融機関の資産が大幅に減ってしまい、倒産の危機に見舞われる可能性があるからです。

それに対して、米国債の保有は、以下の通りです。

1位は日本、2位が中国であり、この2国で3分の1を占めています。3位イギリス、4位ブラジル、5位アイルランド、6位ルクセンブルグ、7位スイス、8位香港、9位ケイマン諸島、10位ベルギーです。

つまり、アメリカの金融機関はほとんど米国債を持っていないので、インフレ政策で金利を上げても、アメリカの金融機関は困らないのです。

米国債はなぜ人気があるの?

アメリカがインフレ政策で金利を上げると、現在米国債を保有している国々の米国債の価格は下がってしまいます。つまり、資産が目減りすることになります。それなのに、なぜ米国債は人気があるのでしょうか?

それは、貿易の輸出入で使われる決済通貨は残念ながら日本円ではなく、米ドルがメインです。よって各国が貿易で儲けたお金は主にドルで保有しています。しかし、ドルを現金で保有していても増えません。そこで、元本と利払いを米国が保証している米国債にしているわけです。

途中で売買されなければ、償還時には元本と利払いが保証されているので、現金よりお得なのです。

米ドルはなぜ強いの?

では、なぜ米ドルは強いのでしょうか?それは、アメリカは世界最大の経済大国、世界の基軸通貨、高い外貨準備シェアがあるからです。これらを裏付ける証拠を以下にて数字で解説します。

外務省経済局「主要経済指標」2020年2月によると、2018年の名目GDP(国内総生産)の1位は米国で、23.9%。2位は中国で15.8%、3位は日本で5.8%となっています。GDPとは、1年間に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の総額で、景気や物価を見るときに重要な経済指標の1つです。

財務省「貿易取引通貨別比率(令和元年下半期)」によると、貿易取引通貨別比率の日本への輸入は74.6%、日本からの輸出も85.3%を占めています。

IMF(国際通貨基金)によると、外貨準備における通貨別シェアは、63.4%と高い外貨準備シェアとなっています。

まとめ

戦後からバブル期までの30年間(1955〜1985年)で、日本のGDP(国内総生産。経済の成長率)は約12倍近くにまで拡大しました。

日本はこのころ奇跡的ともいえる急成長期で、アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になりました。政府は「倹約と貯蓄は美徳」として、国民が銀行に預けた資金を元手に鉄鋼・自動車・電気などの業界を重点的に育てました。その結果、預金金利は7~8%と高水準でした。

預金金利だけで運用することができたのはバブル崩壊とともに終焉を迎え、投資をする必要性がでてきました。

「銀行にお金を預けておくだけで、お金が増えていた状況」に慣れている日本人が活用しやすいのが、米国債です。預貯金とは、日本の国債を購入しているのと変わらないため、債券投資には馴染みがあるからです。

国が発行するのが国債で、どの国に国債を買うのか迷うところですが、世界最大の経済国であるアメリカをまず最初に候補にあげていくべきです。なぜ米国債なのか、なぜ米ドルが強いのか、の理由がわかると、『脱・預貯金』をいち早く達成することが可能となるでしょう。

預貯金のメリットが低くなった中、米国債を活用していくのが、新しいお金との付き合いなのです。

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