先日、1通の手紙が届きました。社長交代の挨拶の手紙だったんですが、
初代・・・代表取締役会長
2代目・・・取締役社長
ということが書かれていました。とてもおめでたいことです。
この会社は、一族経営の小規模な会社なんですが、でも、よくよく肩書きを見てみると、社長が会長になり、代表権は初代が持ったまま。譲りきれなかったということですね。これは、初代が院政をひいているのとなんら変わりはありません。(社長とは名ばかりで、決定権がないということです。)
そんな時、私は父のことを思い出しました。父はいくつか会社を経営しています。そんな環境下なんですが、私は役員に入っているわけでもなく、今後も関わることはないでしょう。代表権も、株もすべて自分で握っており、任せる気持ちなんてありません・・・
これは父の会社に限らず、よくあるケースですね。初代自らが代表権も握り、株も大多数所有している事実そのものが、答えだと思います。
初代・・・顧問
2代目・・・代表取締役社長
というくらいが理想の承継です。2代目は、初代の個性が強すぎると頼ってしまい、どこかで甘えがありなかなか成長しない。だから、権限のある初代はヤキモキするので口出しをするも、、成長が遅いので、改善が期待できない。。まさに、デフレスパイラルのようです。
昨日は王監督が惜しまれつつも、野球界を離れることを決め、今日は、小泉元首相が、次期総選挙に立候補せず、政界を去ることを決めました。桜が散るがごとく美しく、潔さを感じたのは、私だけでしょうか。