週末だというのに、ビックニュースにびっくり。なんと「りそな銀行・国有化」。まさか、本当に銀行が国有化されるときが訪れると思っていなかったので、私的にはショッキング。ましてや、りそな銀行の由来は「理想な銀行」をイメージした行員からの応募だった記憶があるため、やはり「現実」は厳しいものである、と感じました。
ところで、今回の処分にあたり、行員は給与3割カットということでありますが、一般企業であれば、国有化などありえないため、倒産→解雇→路頭に迷うというのが当たり前でしょう。
もともとの給与が高いため、3割カットされても一般企業よりもらっているのではないでしょうか?(私の叔父は都市銀行勤務ですが、非常に高いサラリーをもらってます・・・)
「国有化」について少し解説しましょう。今回、りそな銀行に預金をしている人もたくさんいらっしゃると思いますが、「預金の引き出しに関しては、問題ありません」というニュースを聞いて、ほっと胸をなでおろした人も多かったのではないでしょうか?しかし、これからが大変です。りそな銀行の預金者でなくても、全国民が「国有化」の影響を受けます。
それは、税金です。
ということは、「銀行の不祥事=国民の連帯責任」という構造が今回はっきりしました。今回このような形で銀行の台所事情が露呈されたのも、すべて「竹中プラン」がなければ、実現しませんでした。賛否両論はありますが、護送船団方式により保護されてきた銀行も、「護送されないんですよ〜、自助努力で進みましょう!」と白黒をはっきりさせたことは、素晴らしいことと思います。
これからも「えっ、ここもだめなの?」という金融機関がでてくるのではないでしょうか?金融のプロ集団でさえ、戦法・戦略を間違えてしまうのです。「マネー」はなんてつかみ所がなく、確実な予想をたてることはきわめて困難なのでしょう。かづな先生のマネー相談は、本当に悩みを一つ一つ解決していくお手伝いをします。
今後の「国有化」される金融機関の肩代わり(税金)分は、私のサイトの見直しにより確実に捻出できるよう、これからもがんばります^^