日本初のインターネット生命保険会社として2008年に発足したSBIアクサ生命。2010年5月12日にSBIアクサ生命よりネクスティア生命に社名変更しました。ネクスティア生命になって初の新商品を発売するということで、代官山で開催された新商品発表会に行ってきました。
社名変更するにあたって、今後のブランドイメージも変更するということで、こんな↓↓感じの小洒落た発表会です。通常、保険会社のプレスは、保険会社本体の広報部の方が主催&司会をして、保険会社の会議室などで行われることが多いのでちょっと珍しい。
ネクスティア生命の今井隆社長です。アクサグループのメンバーカンパニーですが、今回は、あえて「アクサ」の名前を出さず、ネクスティア生命にした、などのお話がありました。
ネット専業生保は現在2社あり、ライフネット生命とネクスティア生命があります。何かと比較されやすいライフネット生命ですが、毎月順調に契約数を伸ばしています。私はネットで簡単に申し込みができるから支持されているわけではないと思っています。
ライフネット生命の成功の大きな要因としては、出口社長と岩瀬副社長の頭脳・経験・人柄によるものが大きく、生命保険に対する理念がしっかりとしているということです。だからこそ、ネクスティア生命は、今後ライフネット生命と違う理念を掲げる必要があり、なぜネクスティア生命なのかを明確にする必要があります。
今回の新商品は、がん保険です。7月21日より、ネット上で加入できるがん保険が登場するとのことですが、10年更新の「定期型」と「終身型」の2種類です。
がん保険市場は、老舗のアフラック、アリコ、急成長の東京海上日動あんしん生命、オリックス生命などが日々しのぎを削っています。診断給付金が1回なのか、複数回なのか、悪性新生物と上皮内新生物の取り扱いの違い、医師紹介サービスなどが論点ですが、私は保険料が安いだけでは売れる分野ではないと考えており、今後の動きに注目していきたいです。
新商品の説明は約1時間ほどで終了し、休憩をはさんで、ネクスティア生命「誕生記念セミナー」として、第2部はパネルディスカッション。ネットで保険が売れるには価格なのか、価格以外の何かなのか、などネットにおけるマーケティング理論が繰り広げられていました。
また、約10年前からネットで保険料の見積もりが可能になったり、保険商品の比較ができるようになったのは、とても利便性がよくなったといえますが、『かづな先生のセカンドオピニオン』にいらっしゃる方で、「ネットで調べたんですが、情報が多すぎて、何が本当に良いのかわからなくなってしまった・・・」という方も非常に多いです。最近は、ネット生保のこともよく聞かれます。
今後も本当に役に立つ情報を発信し続ける、道先案内人的な存在でありたいと思います。
最後に、マネックス・ユニバーシティ代表の内藤忍さん。本日のパネルディスカッションに出ていらっしゃいました。4年間くらい、共にセミナー講師陣をつとめていたことがあり、私のセミナーを聞いたことがある方は、内藤さんのセミナーも聞いたことがあるということも多く、久しぶりの再会でした。
内藤さんは相変わらずクールな感じで、頭の良さが滲み出ておりました。