平成14年の夏、1通のアンケートが社会保険庁からきました。題名は「年金手帳の記号番号調査のお願い」。家の中の年金手帳をさがしてみると、なんと2冊ありました。
まだ年金問題はクローズアップしていませんでしたが、ちょうどFPの勉強をした後だったので、「勉強がてら電話してみよう」と軽い気持ちで問い合わせをしました。「アンケートが来たのですが、私、年金手帳2冊あります。どちらの番号を書けばいいですか?」
そんな何気ない質問から事実が発覚。私は、年金番号が2つあったのです。つまり、田中香津奈が2人ということ。「あんまりこういうケースはないのですが、何かの手違いでこのようになっているのですね」
学生のとき2年間支払い、入社時に「年金手帳」を人事に提出していて、途中で結婚のため改姓までしているのに、全く気がつかないなんて・・・この制度に不安を感じ始めたのがこの事件でした。それから2年が経ちます。国民年金問題がクローズアップされているので、急に制度が厳しくなったら手続きが面倒になるかも。。。と思い、やっとのことで社会保険庁にいってきました。
書類は「基礎年金番号重複取消届」。題名の通りの手続きですが、この用紙のフォーマットがあるということは、結構よくあるケースなのではないでしょうか?みなさんもこの機会に確認してみてください。
手続きは、すぐ終わり。2冊のうちの1冊の手帳に「この基礎年金番号は重複取消済」とはんこをおしてもらうだけで、相変わらず手帳は2冊手元に保管することになっています。