3月22日に祖父・澤田清が他界しました。
享年99歳でしたので、大往生だったのではと思いますが、やっぱり寂しいです。祖父が70歳のときに、日大教授を退任してから、夫婦で世界中を旅行しようと思っていた数年後、祖母は他界したので、今思うと1人暮らしが長かったです。
昨日の告別式の時に、いろいろと写真があり、人には歴史があるんだと改めて思いました。何だか、祖父がこれまで歩んできた道のりを、残しておきたくなりました。私が高校生の頃に見に行った最終講義。
京王プラザホテルでの退官式の様子。
祖父、祖母共に、福井県武生の出身なんですが、この日のために新調した着物を着ている祖母が懐かしいです。
この日に合わせ、祖母のためにエレクトーンを習ってきた成果を披露している様子。
戦時中は海軍航空隊・飛行兵曹長だったようで、写真の裏には、23歳『土浦』と書いています。同期のほとんどは亡くなってしまったので、その分まで生きなければいけないと言っていました。
写真の裏には、24歳『水戸』『鹿児島』、25歳『広島』の自筆を見ると、祖父も時代に翻弄されていたことを実感。
昨年、中高時代の地理の先生と話す機会があり、祖父も地理の先生をしていたことが話題になりました。
なんと、祖父のことをよく知っていてくれており、著書名もすぐに言っていただけたことがとても嬉しかったです。
おじいちゃん、これまでいろいろとありがとう。
安らかに眠ってください。