06. 金融・保険のこと

これからの医療費について

大阪から無事戻ってきました。たまっていたメールやお問い合わせに対応していたら、あっという間に週末に。今朝、出かける前にとある番組で、『混合診療』の是非についてNPO法人の方と、白石真澄さんが論議していました。

NPO法人の方は、これ以上医療費を国民が負担することに反対。
→理由は、3割負担で日本の医療費って軽そうに見えるんですが、実は、世界一支払い額としては高いというのが理由。

白石さんは、がん治療を中心に、日本で認めらていない薬を使って治療すると、健康保険証の効力がなくなり、本人3割負担の病院負担が10割負担になるのはやっぱり経済的リスクが大きい、だから容認していきましょう。ということを熱い討論が繰り広げられていました。

確かに短期入院になり、治療費は少なくなりました。そんなデータが出ましたので、『保険ゼミ』の一部を更新しました。いくつか解説付でご紹介します。

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1つ目は、【医療保険の基礎知識|がんの医療費などの負担

→通常の治療法では、入院日数も短く、医療費も少し軽減されていますが、<先進医療>を使うと、やっぱり数百万円の単位の負担になります。いろんな病気がありますが、「思ったより治療費がかからなかった・・・」「予想外に治療費がかかってしまった・・・」という差が大きい病気が『がん』であることが、こういうデータを参考にするとわかります。

2つ目は、【保険加入のポイント|こだわりの定期保険の選び方

ベストセラーになっている『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』で著者の勝間和代さんが加入している保険として取り上げている「逓減定期保険」。この本の影響が大だと思うんですが、「逓減定期保険」についてのご相談も増えています。

ただ、同じ形の保険種類として「収入保障保険」があります。私としてはこの保険種類がオススメなんで、「逓減定期保険」と「収入保障保険」で、最初3,000万円スタートで、60歳満期だとどのように保障が異なるのか、保険料はどれくらいか、というのが一目でわかるようデータを更新してみました。

3つ目は、今回一番変わる”良い”ことといえば、【医療保険の基礎知識|自己負担のしくみ

自己負担が2割は、「乳幼児」までだったのが、小学校入学前まで拡大しました。少子高齢化対策だそうです。逆に、今回一番変わる”悪い”ことといえば、1日の自己負担費用のデータが、14,700円から20,100円にアップしたことです。つまり、5,000円コースしか医療保険加入していない方は、いざ、入院すると15,000円ほどは、自分の貯蓄から持ち出すこととなるんです。

そう思うと、今日の朝論議であった、これ以上医療費の負担が多くなると困るというNPO法人の方の主張も納得ですし、自己負担3割でも約2万円かかるのに、混合診療することによって、この10割負担にでもなったら、約7〜8万円が1日の自己負担になるというのもしんどい話なんで、白石さんの主張も納得です。

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保険というのは、現在だけで大丈夫であっても、やっぱり経済と一緒で未来を予測しながら用意しないといざというときに「足りなかった・・・」ということになるので、ニュースで報道されたり、公的な機関が発表するデータというのは随時チェックしていく必要があります。

みなさんに代わって、私が更新されたデータがあれば、随時更新していきますので、ぜひ『かづな先生の保険ゼミ』を活用ください。きっと、参考になるデータを見つけることができると思います。

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