「保険の考え方を一人でも多くの人に伝えたい。」これを実現化するチャンスとなったのが、「女のたしなみ保険塾」。最初、保険の講義で6回というと、「そんなに保険のことで話すことあるのですか?」と半信半疑だった方もいました。実は保険は奥深い。その事実に、毎回講義のテキストを作っている、自分自身がびっくりしています。
契約時の商品のことは書いてあるサイトたくさんはあるけれど、実際に保険に加入した後のことや、保険金受け取りのことなど書いてあるサイトは、まだまだ少ないです。なので、保険はよくわからない分野と言われてしまうのです。
少しでもわかりやすくする工夫として、歴史で覚える保険、を心がけています。医療保障など、なぜいろんな保険商品のラインアップがあるのかは、日本経済とからめた方がわかりやすいです。
以前読んだ、慶応義塾大学ラグビー部監督・上田昭夫氏が著書「王者の復活―慶応ラグビー部を甦らせた「若者組織論」」の中のフレーズがずっと頭の中に残っていたからです。
「若いパワーを活用するには、今の若者の考え方を理解する必要がある。彼らは、自分なりに納得した上で行動したいと思っているのである。指示どおり動くのが嫌だといっているわけではない。意味もわからず闇雲に指示どおり行動したりせず、自分が納得すれば一生懸命にやる。
要するに、今の若者を動かすのに必要なのは、『命令』ではなく『説明』なのだ。・・・今の学生は理屈を嫌がらない。・・・今の学生とつきあっていくためには、噛んで含めるような粘り強いコミュニケーションを心がける必要がある。昔のように、指導者の『行くぞ!』という号令一発で全員が動くような時代ではない。
『ここまでいわなくてもわかるだろう』と自分の常識に照らして話を端折るのは禁物だ。何度も言葉のキャッチボールを繰り返しながら、相手がどこまで理解して、どこから理解していないのかを確かめなければいけない。したがって、必然的に話は長くなる。・・・」
上田監督の経験に基づく話は、大筋、セミナーの状況にあてはまる気がします。
なぜ、この保障が必要なのか、なぜこの保障が開発されたのか。理屈を取り入れながら、質問しながら、進めていきたいと思います。