06. 金融・保険のこと

最近の生命保険の動向

久しぶりにブログを更新します。今日は、保険のこと、プラベートのことについて、2回に分けてお伝えしていきたいと思います。

10月23日(土)をもって、個別相談は終了したのですが、その後、女性誌による「妊婦になるとかかるお金」の特集の取材や、某企業の保険の選び方などの特集の執筆などもあり、結局、毎日事務所に、来ている状況です。勤め人ではない自営業者とは、概してこういうものなんですね・・・

ちょうど1年前、私の著書、扶桑社から『晴れた日に傘を買う人はお金が貯まる』が発売されました。しかし、あれから1年の間に、生命保険業界は、大きく様変わりしていますので、お伝えしておきます。

著書の中で、主にオススメしていた、東京海上日動あんしん生命の「長割り終身」ですが、11月から戻り率も下がります。例えば40歳の男性が20年間月払いで保険料を支払うと、20年後に受け取る解約返戻金は、従来元本を8.8%上回っていましたが、11月2日からは、6.1%に下がります・・・

9月11日(土)の日経新聞夕刊と、10月23日(水)日経新聞朝刊に、興味深い記事がありましたが、「終身保険」を販売している保険会社は、高い予定利率を維持できないために、販売休止や内容を改悪するということです。

要するに、確定モノの「終身保険」は、販売したくないということですね。(既に契約している人は影響はありませんので、ご安心ください)

■富士生命・・・7月に一部商品の販売中止
■住友生命・・・10月より銀行経由の販売の見合わせ
■あいおい生命・・・10月より部商品の販売中止
■東京海上日動あんしん生命・・実質利回りの引き下げ

ちょうど1年前に、リスクをとらずにお金を増やすには、「終身保険」は有効な金融商品のひとつとお伝えしてきましたが、ここまで予定利率が下がると、有効な金融商品とはいえなくなっています。

これからの対応策としてですが、著書のP86〜88、P179〜P181でも触れています、ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」を積極的に活用していくべきかと思います。

変額保険は解約返戻金が確定せず、各自の運用次第というところが、売り止めが続く解約返戻金が確定している終身保険と大きく異なります。ただ、使い方を誤らなければ、大きな威力を発揮する金融商品なのです。変額保険(変額個人年金とは異なります)は、ソニー生命、プルデンシャル生命、アクサ生命、ひまわり生命の4社が販売していますが、

●予定利率が一番高い
●3.5%以上で運用した場合に、運用成果分を途中で引き出す機能がある

この2つの理由から、変額保険といえば、4社の中でもソニー生命を選ばざるを得ないのが現状です。しかし、ソニー生命は、銀行窓販をやっていないため、なかなかこの商品にたどり着くことが困難です。

また、変額保険に加入したとしても、ポートフォリオをどうするかによって、大きく運用成果が変わるため、特別勘定の種類をどう振り分けるかがポイントになります。

たいていは、紹介や、学資保険をきっかけに、ソニー生命専属のライフプランナーに出会うことが多いのですが、すべての保険商品がすぐれているとは言いがたいので、良いとこどりをして優れた保険商品だけに加入することは、簡単そうで難しいことでしょう。

最後に、医療保険についてですが、最近は入院日数がさらに短くなってきています。1入院60日でも長い時代になってきました。いまだに、1入院が120日や180日の方、先進医療特約を付加していない方は今こそ、医療保険の見直しの時期にきています。

更新しない先進医療特約を付加している医療保険を選ぶことが最大のポイントですが、先進医療特約といっても、各社微妙に異なるのが現状です。また、日額設定についても、グッと抑えても良い状況になっているのです。

ただし、どこまで抑えるのか、終身払or何歳払済にするかで大きく保険料は変わりますので、安易な見直しにより、逆に損することもありますので、注意が必要です。この1年だけでもこれだけ、移り変わりのある生命保険業界ですが、生命保険という金融商品は、一筋縄ではいかないことを、改めて実感させられます。

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