アフラックのFP向け商品説明会に出席してきました。弊社の『かづな先生のセカンドオピニオン』でも「医療保障を今後どうしたらいいか?」というご質問をたくさんいただきますが、契約件数NO1のアフラックが、日本で一番売れた「EVER」に変わり、2008年8月24日に「新EVER」を発売することになったのです。
アフラックの保険商品は、今までは「内容がシンプルで安い!」ことが最大の特長でした。今回の新商品は、男女保険料が別になり、「べースプラン」と「スタンダードプラン」に分かれています。さらに特約が8つもあるので、内容が複雑になった上、普通に加入しても保険料が安くない・・・のです。
ただ、アフラックとしては、保険料は多少高くなり、給付金自体は少ない場合が多くても、給付対象が増えた分、広く浅く出すので、もらえる人が多くなりますよ!っていうことのようです。
アフラックの手術給付金は、手術の種類に応じて、10倍、20倍、40倍に分かれているのですが、「新EVER」になって40倍⇒10倍になった手術項目もあります。1万円コースで、今まで40万円の手術給付金が10万円になる場合もあるということです。
今年、民間の医療保険は、まさに戦国時代です。先陣を切って、アリコジャパン、オリックス生命、損保ジャパンひまわり生命が出しており、アフラックは8月発売の、後出しジャンケンみたいなものだったので、期待していただけに少し残念ですね。
ただ、40社以上ある保険会社という枠組みからみると、依然ベスト5には入る医療保険なのですが、アフラックには、どうしてもサプライズ!を期待してしまいます。なぜなら、私が大学を卒業し、結婚するまで社員として働いていたのはアフラックだったからです。本当にアフラックでは多くの実務を学ばせていただきました。
私がいたころのアフラックは、社長とも普通に話をするアットホームな雰囲気の会社でした。今でもみんなとよく会いますね。会社帰りは西新宿の飲み屋で飲み続けたおかげで、あの周辺のお店で行ってないところはないと思います。
会社の規模と、商品の良し悪しは別なんだということを、今回は実感しました。アフラックという会社は良くも悪くも巨大化し過ぎたのかもしれません。