06. 金融・保険のこと

かづな先生の不動産投資 その1

「そろそろマンションを購入したほうがよいのでしょうか?」というご相談もいただきます。購入、そして売却どちらも経験したからこそアドバイスできることも多くなっています。

私は、24歳ときに、○千万円というローンを組んで、マンションを購入しています。

それは父のこんな教育方針からでした。「社会人になって2年たったら、結婚するか一人暮らしするか、いずれにしろこの家から独立していくようにしなさい。」自宅から会社まで、電車は20分ほど。通勤にも便利な上に、意味がよくわかりませんでした。

そして、入社して2年後の、平成10年。結婚というご縁はなく、飲み会の連続で深夜帰宅もザラの毎日。父は2年前の意見を忘れていることもなく、「この物件よいのでは?」と新聞広告にのっているマンションの切り抜きをもらい私の家探しが始まりました。

社会人になったら経済的に自立するという目的の他に、将来公的年金がもらえる額が少ないという現実に備えて、家賃収入が老後の年金代わりにするというのも1つの目的でした。

ローンを組むなら、勤続年数がある程度あり、名の知れた企業に勤めることも一つの条件。会社をやめてしまってからでは、ローンが組みずらいということで、勤続年数が少し不足してましたが、交渉の上ローンが通ることに。

父が定義するよい物件とは、

●大学が近くにあること・・・大学がそこにある限り、地方出身の学生さん向けの需要があるから。4年という期間が一般的なので、回転もよいという予想。

●山手線内・・・人気が衰えることは考えにくいから。ということで、渋谷から徒歩15分ほどの立地の物件となったのです。

ここで私の教訓。モデルルームに行ったのですが、ちょうど桜満開の時期。実際の物件とは違う場所で、桜が満開の公園が借景になっていました。「素敵!!!」と思ってしまったのは、若気の至り。モデルルームに感動して、そこと同じ間取りの部屋に決定。備え付けの家具も同じにしてもらってしまいました。

実際住んでみると、桜も、公園も見えません。そうですよね、場所が違うのですから。そして、パンフレットには30.25平方メートルと記載してありましたが、実際の登記は27.32平方メートル。柱のおかげで、クローゼットに予定通りのものが入らないというトラブルも。

平成10年というのは、一番金利が底値といわれていた時代。そう信じて組んだローンの金利は、3.45%。後々この登記上の面積と、住宅ローンの金利が大きな影響を及ぼすとは想定できず、契約する運びとなっていったのです。

つづく・・・

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