06. 金融・保険のこと

脳梗塞

昨日4日(木)に、脳卒中の疑いで都内の病院に緊急入院した長嶋茂雄監督のニュースは久々の衝撃でした。先日、2日に、巨人軍パーテイーに出席して、長嶋節を炸裂^^という報道がされていたばかりだったので。

このサイトにアクセスしていただく方のご両親で長嶋ファン世代の方は多いのではないのでしょうか?そこでみなさんが心配になるのが「脳卒中」という病気。あえて今日はまじめな日記コーナーにします。

この病気と保険の支払いについて述べておきます。なぜなら、2000年4月、故小渕敬三首相が亡くなったときに、「私もこわいから、三大疾病の保険に加入したい」と殺到したことを思い出しますので。

私はその頃外資系保険会社の支社事務として働いていましたが、ほぼ人気が終息していたこの商品への資料請求が殺到し、説明に追われていて大変だったからです。

まず、脳卒中の疑いで、今回「脳梗塞」と診断されましたが、三大疾病の保険に加入されているからといって、すぐ診断金がぼーんと支払われるわけではないということです。これが重要です。

脳卒中という病気は脳血管疾患の1つで、4つに分かれます。重度は下記の説明だと、上が重い症状です。
(脳出血>くも膜下出血>脳血栓>脳梗塞>)

●脳出血・・・脳内血管の出血。症状は、突然意識を失って倒れる。

●くも膜下出血・・・脳を覆っている軟幕とその外側のくも膜との間にある動脈瘤の破裂による出血。症状は、激しい頭痛。

●脳血栓・・・脳梗塞のうち、脳動脈硬化が詰まり、その先へ血液がいかない。症状は、数時間から1〜2日にかけて緩やかに起こる。

●脳塞栓・・・脳梗塞のうち、心臓など脳以外の動脈でできた血栓が脳動脈に詰まり、血液が障害されるもの。症状は、急激に起こる。

今回の長嶋監督の症状は、心臓の左心房に血栓ができ、血管を通って左大脳で詰まったという、上から4つ目の「脳塞栓(のうそくせん)」ということになります。下2つの脳梗塞。内科療法で血栓を溶かすのが治療法です。

長嶋監督の場合、「脳卒中」の診断は受けていますので、あとは「60日以上、他覚的な神経学的後遺症・・・言語障害や運動失調、麻痺などが継続していること」が支払い要件となります。ということは、59日で回復してしまうと、三大疾病の一時金はおりないということなのです。

今回、「脳梗塞がこわいから、是非三大疾病をつけたい」という話題になったら、是非この支払い要件を確認してみてください。59日間入院給付金をもらうほうがよいのか、一時金で備えたいのか、ニーズを問いかけて検討してみてください。このこと、ご存知ない方がとても多いです・・・

最後に、同じ脳血管疾患に分類されますが、支払いの対象にならない病名をあげておきます。

●一過性脳虚血・・・一時的に脳の血液循環がわるくなる。脳卒中の一つだが、24時間以内に回復するもの。症状は、舌のもつれや手足の脱力感など。

●高血圧性脳症・・・高血圧がかなりひどくなり、脳のむくみが起こること。頭が痛かったり、吐き気をもよおすが、一時的なものが多い。

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