平成25年度 第45回社会保険労務士試験の合格発表が本日11月8日(金)午前中にありました。
●受験者数:49,292人
●合格者数:2,666人(過去10年間で最少)
●合格率 :5.4%(史上最低)
平成19年度は合格率が10.6%その後は平成22年の8.6%を除き 7%台で推移していたので、今年は合格者を相当絞り込んでいることが分かります。
全国社会保険労務士会連合会試験センターのHPは、合格発表日の午前中、アクセスが集中して合否をなかなか知ることができないということでしたので、明治神宮前から霞ヶ関まで1本なので、直接厚生労働省に確認しに行くことにしたのです。
合格者番号と私の受験番号が一致しました!『061100610』ありました!無事合格しました!!!感動から、自然と涙が溢れ出てきました。
厚生労働省のロビーで記念撮影です。
その後神田に移動し、合格者番号が掲載している官報<号外>を記念に買いに行きました。
官報販売所から歩いて日銀に近くの全国社会保険労務士連合会にも番号を確認しに行きました。
改めて『061100610』を確認することができました。社労士試験は相対的な評価方式に基づき採点している相対試験です。毎年合格ラインである合格基準点が変動します。
試験範囲は労働基準法に始まり、国民年金法まで大きく8科目で構成されています。8科目がさらに、5択から1つの正解を導き出す択一式試験、穴埋め問題である選択式試験に分かれますが、双方共、各科目に足きり点である合格ラインが設定されるため、どれか得意科目を作り、不得意科目を引っ張るというよりは、バランスよく点数を採る能力が求められています。
なぜならば、いくら総得点を超えた点数を取ったとしても、特定の科目の点数が合格基準条件を下回った場合不合格となるからです。
合格基準は試験難易度に差異が生じると補正されます。この補正のことを「救済」と呼んでいますが、合格発表当日まで、この救済措置の詳細は分からないため、自己採点したとしても、なかなか当日まで合否の確信を持てないのです。
私は、社労士試験対策として、TAC渋谷校に約1年通っていたのですが、試験を振り返る会では、選択式の難易度は過去最高という情報だけは得ていました。
結果として「選択式」の難易度は史上最難だったので、救済措置は4科目となりました。9月初旬になって各予備校の予想基準が出揃った頃に自己採点したところ、私自身は何とか救済を受けることなく、 全科目足切りゼロでクリアすることができたのは、TACの宮島哲浩先生のおかげです。宮島先生の教えが無ければ一発合格を果たすことはできなかったです。
試験の前日にTAC渋谷校で勉強していたときに、たまたま先生に会う機会があり、ちょっと弱音を吐いたのですが、いろいろ話す中で、勇気をもらった部分が大きく、試験当日分からない問題に出くわした時も、慌てることなく対処することができました。
ここ数年は教えてもらうよりも、講師という立場で伝えることが多かったのですが、教えてもらう楽しさを改めて知ることができ、一生勉強は続くものだということを実感することができました。
また、約1年間犠牲になってもらった家族に心から感謝したいと思っています。
何のことか分からないかと思いますが、『ママ、頑張ったよ!』って、今日保育園に迎えに 行ったときに、娘に言ってみようと思っています。
私は今39歳で、来年の3月でいよいよ40歳になります。30代にやり残したことはないのか、自問自答したときに、一通りとるべき資格は取っておこうという思いに至りました。
きっかけは、東日本大震災があった2011年3月、日経新聞「私の履歴書」が建築家の安藤忠雄氏だったことです。安藤忠雄氏が「一級建築士をとっといたほうがよいよ」と先輩から助言され、昼食の時間も惜しんで猛勉強したというエピソードがとても心に響き、仕事も大切だけど、それを証明する資格も備えていなくてはいけないんだと気づかされました。
こうして社労士とCFPとの ダブルライセンス取得という夢は叶いましたが、今日はゴールではなく、やっとスタート地点に立ったところです。
今年はCFP試験合格後に、8月末に社労士試験がありました。社労士試験後も FP技能士1級、年金アドバイザー3級の試験を受け続け、昨日FP技能士1級の合格証書が無事届きました。
苦しかった道のりでしたが、諦めずやってきて本当に良かったと思っています。
8月末に社労士試験を受けたことをブログで書いたことから、いろんな方から励ましのお言葉をいただきました。応援してくださった皆様、本当に有難うございました。