1月に入り、日経新聞にて保険業界の重要記事が2つありました。【1月20日朝刊】かんぽ・日生保険料上げず【1月28日朝刊】アフラックも据え置き
昨年10月に金融庁が12年ぶりに標準利率の引き下げを決め、今年の4月から1,5%→1.0%へ引き下げになりました。標準利率が下がるほど、保険料は上がる仕組みになっているのですが、記事の見出しだけみるとかんぽ・日本生命・アフラックは保険料を値上げせずに据え置き、他社は値上げしそうに捉えてしまいそうです。
実際は、保険会社が儲かる掛け捨ての保険は保険料を上げませんが、貯蓄性のある保険は保険料を大幅に上げて、戻り率も大幅に悪くなるというのが正解です。日本生命は1月22日に、アフラックは1月28日に一般の方を除いて、その旨を発表しています。
非常に人気のある日本生命の一時払『終身保険』を例にあげてみると、50歳男性で、500万の死亡保障を買う場合、3月までは約366万円で買うことができるのに、4月からは約407万円に値上がりします。
アフラックも同じことで、貯蓄性のある保険の値上がり幅は想像以上になります。『三大疾病保障プラン』を例にあげてみると、30歳女性で、保険金額200万円・60歳払済の場合、3月までは3,888円ですが、4月以降は5,024円と129.2%もUPし、中には133.9%もUPする年代があるのです。
その他の商品として、銀行窓販で人気の『個人年金保険』、学資保険で現在シェアNO1を誇る 『夢みるこどもの学資保険』の保険料の改定により、4月以降の全国のアフラックを取り扱う募集人の販売話法は大きく変わるものと予想されます。こういう細かい情報が大切になってきますが、新聞だけではなかなか真意は伝わらないことも多いものなのです。
もうひとつ、1月6日の報道で、金融庁が今年4月に引き下げた標準料率を来年4月には再び2%程度に引き上げる方針で水面下で動いているとの情報が広まっています。
この件については各保険会社の関係者と情報交換しましたが、全く裏が取れないので、この記事を鵜呑みにしてしまうのは、かなり危険かと思います。真実の情報・曖昧な情報・嘘の情報を区別するのが難しい時代になってきているということです。
久しぶりに相談風景の写真を撮りましたのでご報告。有難いことに今は全体の6割以上が紹介で、写真・右手は以前ご相談に来ていただいた方で、前回のお母様に続き、今回は妹さんをご紹介いただきました。
ただ現在の問題点ですが、スケジュール的にもかなりタイトになっており、この形態も考え直す時期に来ているのかもしれません。セミナーを開催する時間もなかなかとることができず、主にセミナーをするはずのスペースも、個人相談や打ち合わせ専用みたいになっています。
まだ未定ですが、紹介限定の個人相談にしようかとも考えており、好評のホワイトボードを使いながらの保険の基本講座を交えての個別相談を続けていく予定です。
さらに忙しい理由として、街中に保険相談ショップが溢れるほど、『かづな先生のセカンドオピニオン』を求める方が増えてきている実感があります。<保険商品比較=中立>なんていうのは大きな間違いということに、選ぶ側が気付き始めています。
最近の相談ショップの方は、提案のレベルがだんだん高くなっているもの確かです。良い商品を案内されている印象ですが、明らかに、過度な保障額を提案されているケースが多いです。
その背景として、保険会社が販売促進のキャンペーンを企画をしていることが多く、集中して一社の保険会社の商品を提案しているのだろうという意図が感じられるのもあります。直近では、ある保険会社の関係者に確認すると今月末までが期限で、成績未達の場合ボーナスゼロで、店長も降格になるなんていう事情のようでした。
CMや広告をやり過ぎる保険会社や代理店は、利益至上主義だと思っていただいて大筋間違いないでしょう。某有名代理店などは年間の広告宣伝費が軽く20億円を超えますので、一般の方がムダ・ムラ・ムリのない保険加入を実現することは本当に難しいことですね。
次は、1月に開催された保険会社の新商品説明会の様子です。
1月16日は東京海上日動あんしん生命にて開催されました。取締役社長の北沢利文さん自らがパワーポイントを操作し、数時間かけて熱く解説されたのですが、通常保険会社の社長は表には出てこず、面倒なことは自分ではやらないことが基本の中、今回はかなりインパクトがありましたし、参加しているFP一人一人に丁寧に名刺交換する姿は素晴らしかったです。
新商品の名前は「メディカルKitR」といい、貯蓄性のある医療保険になります。50歳までしか加入できませんが、70歳まで給付金等の受取りがない場合、支払った保険料の全額戻ってくるという仕組みです。掛け捨ての終身医療保険が主流になっている現状において、かなり珍しい商品です。メットライフアリコの『リターンズ』という商品に似ています。
一定の条件を満たした方にとっては、悪くない医療保険かと思います。
こちらは、1月29日開催の明治安田生命の商品説明会です。
学資保険といえば、アフラックとソニー生命が二大巨頭で、フコク生命が追随する市場です。今回「明治安田の学資のほけん」をぶつけてきたのですが、戻り率はかなり良いので、競争力がありますね。しかし、フコク生命にも、明治安田生命にも言えることなんですが、基本22歳満期というのは、ちょっといただけないです。
それなりの理由はあるのかもしれませんが、18歳の大学入学前にピークに持っていくのが、学資保険の原則です。ある手続きをすることによって問題は解決するのですが、一般の方はなかなかやらないと思います。
どちらにせよ、戻り率が生命線の学資保険において最高水準になりますので、アフラックとソニー生命を脅かす存在にはなることでしょう。
最後に、娘の近況報告になりますが、餅つき大会の様子です。
プロの方に来て頂いての餅つき大会でしたが、真剣に見ていますね。
こちらもプロの方の獅子舞なですが、怖いのでかなり腰が引けています。
この前の大雪の時に、屋上での1枚ですが、吹雪で目を開けることができませんでした。転んで頭を打たないように、ヘルメットを被っています。
日曜日に上野動物園に行きました。フラミンゴの前で、ふざけたポーズをしています。
パンダも間近に見ることができました。
後の写真は、節分の豆まき大会が保育園であり、その時に作った鬼の被り物を付けながら、牛乳を飲んでいるところです。
土曜日は個人相談が集中することもあり、週6で、渋谷区の保育園に預かってもらっています。そんな環境下なのに、すくすくと育ってくれているのは、園長先生をはじめ保育士さんおかげなので、日々感謝しています。行事ごとも多く、お散歩は東大や代々木公園方面に連れて行ってもらっているようです。
保育園のお兄ちゃん、お姉ちゃんとも一緒に楽しく遊んでもらっているようですが、最近は寝言で、『それ、とっちゃダメ』とか言って、夜中にうなされていることがあります。保育園に行くと、おもちゃを取ったり、取られたりといろんな競争があるようですが、先生と私との情報交換日記によると、最近は相手をみて勝てそうにない場合、さっさと撤退するワザを覚えたみたいです。