私、日本酒にはかなりこだわりがあります。今から5、6年前、渋谷東急のカルチャーセンターで日本酒講座に通っていたこともあり、富山県の酒蔵見学のために、日帰りで行ってきたこともあるくらいです。
日本酒は、基本的には新潟・福井・山形のお酒が好きですが、最近は神奈川・静岡・愛知・佐賀のお酒を好んで飲みます。(近頃は、めっきり弱くなってしまいましたが・・・)
おいしいと評判のお店にいってみると、カウンターには、私の大好きなお酒の名前が。『黒龍 仁左衛門』よく見ると、メニューに、酒のラベルが張ってあっただけだったのですが、つかさず聞いてみました。
「黒龍 仁左衛門、今日あります?」
以前日本酒講座で1.8ℓ2万円というお酒があることを教わったのですが、それがこの黒龍 仁左衛門です。さすがは人気NO1のお店。「仁左衛門はないのですが、それに匹敵するお酒があります。『火いら寿』っていうのですが、なかなか手に入らないので、こちらもおすすめですよ。」
純米大吟醸生酒、精米歩合35%の完璧なお酒です。生酒独特がもつちょっと生臭い香りはなく、フレッシュ&フルーティ。お酒は、お米からできているのですが、その精米具合によって、お酒の価格とキリリとする風味に違いがでてきます。
『火いら寿』は、精米35%。ということは、お米の一粒のうち、65%は削ってしまってます。お米だけで考えるともったいないのですが、それだけ気合が入っているということなのです。お米を削ることによって、キレのある風味が作りだすことができるのです。
2月限定品の貴重なお酒ですが、黒龍という、福井県の酒蔵のお酒を見つけたらぜひ『火いら寿』があるか聞いてみて下さい。日本酒が苦手、と思っている方の価値観も変わりますよ。
味・香りがよいだけでなく、姿もすらっとしていて美しいです。^^