かづな先生の不動産投資 その4
不動産の賃貸の更新は、通常は2年が1クール。ちょうど、2年を迎えてそろそろ更新の時期。なんだか時のたつのもはやいな・・・と思っていたら、更新のちょうど3ヶ月前、彼女から電話がありました。 「新聞の記事ですでにご存知かもしれないけど、私の勤務していた会社、倒産することになったの。これから次の会社が見つかるまで就職活動することになると思うんですけど、もしうまくいかない場合は、更新できないかもしれないと思って、ご連絡さしあげたのです。」 事情が事情なので、私としては、借り手の心配などしなくていいので、就職活動に ...
かづな先生の不動産投資 その3
「不動産投資シリーズの続きはいつですか?」マンションを購入しようと思っている同世代の方々からぽつぽつとメールいただいてます。連載のつもりでしたが、期間があいてしまってすみません。「その2」の続き、いきますね。(今日初めての方は、過去ログから12月15日の日記をお読み下さい・・・) 1998年から1人暮らしを始めた私は、約2年間このマンションに住み、2001年4月に結婚をすることになった私は、交通の便はいくらよくても、2人ですむには窮屈・・・ということで、不動産投資の第一歩というべく、2001年2月に賃貸に ...
かづな先生の不動産投資 その2
当時勤務していたビルと同じところに入っていた不動産会社だったため、会社を少し抜け出して、契約へ。初めての家購入の手続きにしては、とても楽をしています。 不動産の時に、必ず必要なのは、実印&印鑑登録証明書。保険の場合でも、『印鑑登録していないので、書類が揃えられないんです・・・』というお問合せをいただく場合もありますが、人生において「不動産売買」「保険金支払い」の際には、必ず必要なもの。いざというときに、慌てないよう時間のあるときにこのような用意をしておくことも大切です。 銀行のローンでは、見たことのないケ ...
かづな先生の不動産投資 その1
「そろそろマンションを購入したほうがよいのでしょうか?」というご相談もいただきます。購入、そして売却どちらも経験したからこそアドバイスできることも多くなっています。 私は、24歳ときに、○千万円というローンを組んで、マンションを購入しています。 それは父のこんな教育方針からでした。「社会人になって2年たったら、結婚するか一人暮らしするか、いずれにしろこの家から独立していくようにしなさい。」自宅から会社まで、電車は20分ほど。通勤にも便利な上に、意味がよくわかりませんでした。 そして、入社して2年後の、平成 ...
主契約と特約
なんでも黒板で連日ピックアップしていますが、生保・損保の不払いの調査結果が出揃いました。 生保と損保の不払い理由を簡単にまとめてみると、 【生保】 ・加入時の「入り口」を重要視していなかったため、いざ「出口」で規定に基づいた加入でなかったということが判明したことが理由。 ・支払担当者の知識不足による不払いが理由。 【損保】 ・主契約と特約の商品知識が不足していて、連動して支払がおこなわれなかったことが理由。 契約者も会社側もわからないまま事をすすめてきたことが最大の理由ではないでしょうか?保険は、安心を買 ...
大増税時代に向けて
連日”サラリーマン大増税”のニュースが報道されています。来年から新会社法ができて、起業ブームがおきるといわれています。 最近、社長さま方の保険のご相談が増えています。『保険って、資金繰りのときにも役に立ち、なんだか節税にも役に立つんですって?』『サラリーマンと違って、退職金という制度がないので、今のうちから退職金を用意しておかなくてはいけないって言うけど、それって保険でできるの?』 などなど。資金繰りが苦しい、苦しいと言いながらも、貯めている経営者もいらっしゃいます。 株 投資信託 不動産 にはなくて、保 ...
コンサルティングとは
コンサルティングという言葉、最近よく聞きますね。銀行も、ただ預金を扱うだけでなく、その人の資産状況を伺いながら、流動資産として預金とするのか、長期的に投資信託にしたほうがよいのか、ということを親身になって考えるという宣伝をよく目にします。 もちろん、保険もその人にあった保険商品をすすめます、ということで、コンサルティングの充実などということをよく唱えています。証券会社で株を購入するときもしかり、下着を買うとき、住居を購入するとき・・・。 業界とわず、コンサルティングという言葉はよく使われます。なんかコンサ ...
「おひとりさま」マーケット
「負け犬」と同様に、経済記事に出てくる言葉が「おひとりさま」。どちらも定義が適切か、と聞かれたら、「うーーー」とあまり納得はいきませんが、今男が知らない「おひとりさま」マーケット―最強のリピーター&クチコミニストを買って読んでいます。 「おひとりさま」の素顔から始まり、マンション購入、旅行、ペット、自分磨き。結構、私も実行していることが多いです。「よく私の気持ちわかっているじゃない、○○会社さん〜」とうなずきながら、読んでます。 そんなとき、月曜日の日経の1面は大々的に記事にしていました。「標準世 ...
年金手帳が2つあります。
平成14年の夏、1通のアンケートが社会保険庁からきました。題名は「年金手帳の記号番号調査のお願い」。家の中の年金手帳をさがしてみると、なんと2冊ありました。 まだ年金問題はクローズアップしていませんでしたが、ちょうどFPの勉強をした後だったので、「勉強がてら電話してみよう」と軽い気持ちで問い合わせをしました。「アンケートが来たのですが、私、年金手帳2冊あります。どちらの番号を書けばいいですか?」 そんな何気ない質問から事実が発覚。私は、年金番号が2つあったのです。つまり、田中香津奈が2人ということ。「あん ...
高齢化社会に向けて
レーガン元米大統領が6月5日にお亡くなりになり、6月11日に国葬がとり行われました。1994年にアルツハイマー病に侵されていることを自ら公表、米国民にあてた書簡で、「この病気に対する世間の認識を促したい」と訴え、療養生活を続けていました。 民間の介護保険の保障内容は、介護状態を10年間保障する、という趣旨の介護保険が多いです。これは、平均4.7年がねたきり状態(H7年東京都「高齢者の生活実態」より)という統計に基づき、介護状態はほぼ10年で終了するというデータを考慮しているからとの言われています。今回のレ ...
予定利率の素朴な疑問
保険のしくみ、考え方を一人でも多くの人に理解をしてもらい、安心した保険加入ができるよう、保険ゼミ、開講しています。毎週日曜日にアップしてもらっているのは、SOHO町田さんの力強いサポートがあってこそです。 毎週、私の原稿をさらにわかりやすい図を取り入れて完成してもらっているのですが、着々とお勉強を重ね、保険のことを理解していただいてます。今週の予定利率について、彼女からこんな質問がきました。 > 予定利率のゼミとても参考になりました。 > 予定利率を比較することで、 > 保険選びがわかり ...
景気動向
「なんでも黒板」を書いていて思いますが、毎日景気がよくなるニュースばかり。それと連動して、保険の取り扱いも、従来の死亡保障ではなく、いかに資産を運用するか、に重点をおきすぎているように感じます。そうです、変額保険・変額年金の話題でもちきりです。 とても危険なことだと思います。変額年金って、まとまったお金があって、預金・株・投資信託だと物足りないので、保険で運用してみよっかな、という感覚。確かに、お金に困っていない方々なので、お金を自由に使おうが私がタッチすることではないですが、保険会社も一斉にそれに目を向 ...
晴れた日に傘を買うのが保険
保険の見直しの条件として 1)健康状態 2)年齢 3)職業 ということは、保険ゼミで解説してます。 最近1)の健康状態が良好でない方が多いです。成人女性の4人に1人は女性特有の病気にかかっている、という現実もありますし、プチ躁鬱病ということで、お薬を飲まれている方もいらっしゃいます。また、60歳以上であれば、高血圧や糖尿のお薬、男性であれば「前立腺ひだい症」の方が多いですね。 どんなに「無駄のない・スッキリとした保険加入をめざして」勉強を始めたとしても、健康状態が良好でないと、非常に選択肢が少なくなってし ...
キャッシュレス家計簿のゆくえ
この日記で宣言した、かづな先生テスト中のキャッシュレス家計簿。「どうです?使い勝手?」「続いてます?」なんてメールいただくこともしばしば。 キャッシュレス家計簿とは、なるべく現金を使わずにカード決済していくことです。カードの明細で、ある程度のお金の流れはつかめますよね。がんばって続けてます。 その場も便利、お金を引き出す回数も少なくてすみます。たいてい週末に食料品はまとめ買いするので、食料品はすべてデパートのカードで。引き落とし時に割引にもなってます。 量販店も、カードは使えなくてもデビットカードといって ...
脳梗塞
昨日4日(木)に、脳卒中の疑いで都内の病院に緊急入院した長嶋茂雄監督のニュースは久々の衝撃でした。先日、2日に、巨人軍パーテイーに出席して、長嶋節を炸裂^^という報道がされていたばかりだったので。 このサイトにアクセスしていただく方のご両親で長嶋ファン世代の方は多いのではないのでしょうか?そこでみなさんが心配になるのが「脳卒中」という病気。あえて今日はまじめな日記コーナーにします。 この病気と保険の支払いについて述べておきます。なぜなら、2000年4月、故小渕敬三首相が亡くなったときに、「私もこわいから、 ...
病院診察料にまつわるマネーのお話
マネーのお話ですが、知識不足分野なので、あえてこの日記コーナーに私の体験談に基づいたお話を1つ。皆様にも身近なお話だと思います。病院の初診料のお話です。 私は、コンタクトを使用していて、1日タイプの使い捨てコンタクトをここ4年ほど利用しています。1番オトクなパックでも「3ヶ月」。ですので、3ヶ月サイクルに眼科で検診を受けて、コンタクトを購入しています。 だいたい、眼科の診察料は900円ほど。しかし、今回は2,300円。いつも通っているところです。最近、職業柄「どうしてこのサービスはこのお金が発生するのか? ...
決算書の読み方
お客様で圧倒的に多い質問は「どこの生命保険会社がよいのですか?危ない保険会社の見分け方ってなんですか?」です。 一般的にはソルベンシー・マージン比率が基準ともいわれてますが、もう一つの基準は各保険会社が「デイスクロージャー資料」として出している財務諸表をあげています。生命保険協会のHPより、気になる保険会社の「決算情報」を見ることをお願いしてます。 ということで、私も保険証券と同じレベルまで、決算書を瞬時に判断できるようトレーニングしなくっちゃ、と思い個人レッスンを受けてます。 講師は、元銀行マン。お仕事 ...
「りそう」な銀行の結末
週末だというのに、ビックニュースにびっくり。なんと「りそな銀行・国有化」。まさか、本当に銀行が国有化されるときが訪れると思っていなかったので、私的にはショッキング。ましてや、りそな銀行の由来は「理想な銀行」をイメージした行員からの応募だった記憶があるため、やはり「現実」は厳しいものである、と感じました。 ところで、今回の処分にあたり、行員は給与3割カットということでありますが、一般企業であれば、国有化などありえないため、倒産→解雇→路頭に迷うというのが当たり前でしょう。 もともとの給与が高いため、3割カッ ...
予定利率引下げ法案・・・目が離せません
昨日の夕刊では、「生保予定利率下げ可能に」と第1面に、今日の朝刊では、具体的なスケジュールがのってます。 いよいよということでしょうか。しかし、前回の国会とときも、決まりそうでどっかにいってしまいましたので、今度もわからないですけど、現実が近いといえるでしょう。法案が決まると、適用は7月から。特に以下の方は要注意!破綻が近いと話題によくあがる会社の保険に加入されていて 1. 契約年時がバブル期(平成元年〜3年くらい)の養老保険 2. 同じ時期の個人年金保険 3. 同じ時期の終身保険 この3つ。「養老保険」 ...
日本生命、改善命令について
連日生保の記事が日経に掲載されてますが、週末から話題になっていた「日本生命のパンフレット表示」について少し解説します。 保険とは、加入するときはとても吟味します。人によってはお付き合いで加入する人もいるでしょう。しかし、学校と同じで「卒業」にあたる「保険金支払い」の時に初めて保険の大切さを痛感すると思います。 日本生命さんの「業務改善命令」はまさしくこの出口の部分についてです。がん保険の給付が一日目から支払われるような記述がパンフレットに記載されていたということです。まず、細かな字で書かれている!と大騒ぎ ...
予定利率引き下げ法案、山場へ
日経の1面 「生保予定利率引下げ・首相命令で解約停止」というタイトルをみてびっくり。 企業のトップでなく、首相が主導権を握るということなのでしょうか?ここで「予定利率」について簡単解説です。(とてもアバウトな例ですが、わかりやすくするためなのでご了承下さい) 保険とは、経済的リスクを補う場合に加入するものですが、一般的に「死亡保障」がメインです。たとえば、30才で60才まで払い込む予定で、月払い1万円の保険料・400万円の死亡保障加入したとします。 年間12万円で30年間支払い→総額360万円、いつでも4 ...